NEC (PC-9821シリーズ)

PC-9800シリーズPC-9821シリーズその他

PC-9821Ap

PC-9821Ap/M2

5インチのFDDを2台搭載したi486DX2-66MHzのパソコン。 出荷日は1993/Febで、定価は564,000円 [121ware.com]初代98MATE。Windows対応パソコンとのことで、98MATE AはWindows向け高機能型と書いてある [1]。 だが、NECがどう考えていたかに関わらず、このシリーズの機種はMS-DOSのゲームで使うと最高なのだ。

PC-98シリーズの中でも過渡的な時期の設計だったためか、1MB Floppyインターフェースが付いていたり、プリンタとマウスのコネクタが旧来のものだったり、扱いやすい構成になっている。 マザーボードG8MVRのコンデンサを張り替えるだけで動作するようになった。 FDDのFD1158C P/N 134-505442-008-0の内部も調べたが、PC-9801FAのものとは異なり、内部の電解コンデンサは問題なかった。

マザーボードは部品数が多すぎて、定価を納得してしまった。 マザーボード自体に実装されるASICの数も同世代のコンピュータと比べて非常識に多いばかりか、 SIMMとCPUはそれぞれ別ボード(SIMMベースボード:G8MUS, CPU:G8MVS)に実装されるのに加え、サウンドボードのDAC以降の部分のボード(G8MVT)とランダムロジックとしか言いようがないボード(G8NMJ)がマザーボードの動作には必要になっている。 メモリはPC-9801-61とよばれる専用品で、このコンピュータには現在14MB搭載されている。

拡張ボードはAlliedのRE1000 Ethernetカード、IO-DATAのSC-98II、CreativeのSoundBlaster for PC-98が載っていた。
NEC PC-9821Ap back of PC-9821Ap Motherboard of PC-9821Ap G8MVR CPU Board G8MVS Memory Board G8MUS/PC-9821A-B01 Daughter boards PC-9801-61 SIMMs

PC-9821Ap/U2

PC-9821Ap/M2の3.5インチFDD版。 価格は¥550,000で同時発売の5インチ版より僅かに安い [121ware.com]。 マザーボードはAp/M2と異なるリビジョンのG8MVRFというもので、電源下に刺さっていたランダムロジックっぽいドーターボード(G8NMJ)がソケットごと省略されている。 どこかのASICのマスクを修正したので必要なくなった、とかいうことだと思う。 なお、この機種はバナジウムリチウム二次電池の充電が不十分だと、カレンダ時計の動きが通電中でも怪しくなる。

メモリは9MB搭載されている。 拡張ボード類はSapience SuperCube/C2 (SP-98964/C2)というS3 P86C928が載ったウインドウアクセラレータボードと、IO Data Devices, LA-98-2 Ethernetカード、ICM IF-2771 SCSIボードが載っている。
PC-9821Ap/U2 G8MVRF 起動音

この機種は、本体前面にキーボード端子が搭載されている。 というわけで、コネクタがL字型に曲がっていて、NEC新ロゴのキーボードが対応する。
PC-9821用の新ロゴでL字コネクタのキーボード

PC-9821As2/U8W

i486SX-33MHzで、3.5インチのFDDが1台しか搭載されていないモデル [121ware.com]。 出荷は20-Nov-1993 [121ware.com]

あまり調子が良くなかったが、PC-9801-86とICM IF-2769 SCSI HBA, HARDOFFで¥315だったMPU-98を入れてあり、DOSゲームがほぼ全て動くメインマシン(ぇ

83 MHzのPentium-ODP(PODP5V)を使うと、一部のDOSゲームの サウンドドライバ(古いNAX)がうまく動かなったが、MUAP98/IVに付属の 最新版に更新することで動作するようになる。一方で、キャッシュがWrite-back非対応なためか、 Dhrystone VAX MIPSは33前後である(PC-9821V13/166MHz ODPで166 VAX MIPS前後)。 Dhrystoneがメモリ書き込みが多いことに原因があると考えている。 一部互換性を失ってまでこの性能に意味を感じないので、DX2ODP-66にした。
NEC PC-9821As2/U8W back of NEC PC-9821As2/U8W CPU Board of NEC PC-9821As2/U8W pin side of the CPU board RAM board on NEC PC-9821As2 window accelerator board on NEC PC-9821As2/U8W ICM IF-2769 SCSI HBA 起動音

PC-9821Ap3

PC-9821Ap3/C9W

i486DX4-100MHz搭載のデスクトップ [121ware.com]。 発表日は07-Nov-1994 [121ware.com]。 フロッピーディスクドライブが2台に増設されている。

拾ってすぐの頃はスピーカーから変なノイズが出たり、BASE MEMORYのPARITY ERRORと言われたりした。 2-3回リセットするとなおる。もしかすると、内蔵電池が枯れているから、かもしれないと思っていたが、 最近はこういうことは起きなくなった。乾かし方があまかっただけかもしれない。
NEC PC-9821Ap3/C9W Back of NEC PC-9821Ap3 起動音

PC-9821Ap3/C9W (#2)

と同じAp3/C9Wの2台目。 こちらはFDDが1台のまま。
NEC PC-9821Ap3/C9W (2台目) 背面

マザーボードはG8SPMPC-9821As2がCPUソケットをドーターボード上に実装していたのに対し、本機はCPUソケットはマザーボードに実装する。 86音源相当のサウンドカード機能もマザーボードで実装するが、アナログ部分(YM3016-D以降)は亀の子実装の別基板GCMK-Cに実装されている。 この世代のNECのASICは面白い名前が書かれていることが多いが、この基板でCPUのそばにある巨大なASICにはPOSEIDONZ(CHUNG LI)と書いてある。 好きな名前をつければ良いとは思うが、名前はどちらか片方にした方がよろしかったのでは。 L2キャッシュボードG8SDTはCPUそばのPCIバスっぽい雰囲気のコネクタに刺さる。
G8SPM Motherboard revision F10E G8SDT L2 cache board

ビデオ回路の一部はドーターボードG8SPNに実装されている。 搭載LSIはS3 86C864-P, NEC DREAM-JUMBO, 2× Samsung KM416C254BJ-6.
G8SPN video daughterboard

PC-9821Bs/U7W

i486SX-33 MHzでIDE HDD内蔵の機種。 1993-Nov-20発表 [121ware.com], 定価は298,000円 [121ware.com]。 98MATE BはWindows向け普及型で、98MATE Xが後継ということになっている [1]
NEC PC-9821Bs/U7W back of NEC PC-9821Bs/U7W

同じ時期に発売されたPC-9801BS2と内部構造や基板を構成する部品は酷似している。 マザーボードG8PQCはi486SX (SX799), PEBBLEBEACH, AUGUSTA, PC98-STAR21R2, HRTC3, KODAMA2, HIKARIR, NEHS2, CDGAG, TOKIRといった大きめのASICはPC-9801BS2と共通だ。 PC-9821Bs/U7Wだけに存在するように見えるのはCL-GD5428-80QC-A, KAYO00だけ、のように見える。 FPU/オーバードライブ用ソケットがSocket 3になっているので、PODP5V83などが使える。
NEC PC-9821Bs/U7W motherboard: G8PQC

この個体はシリアル番号から1994/5月製造であるが、電解コンデンサ1A1 (25V 22μF)のみ不良になっていた。

PC-9821Xp/C8W

IntelDX4-100MHz搭載で、PCM音源の機種。 1994年7月発表で、定価は488,000円 [121ware.com]
NEC PC-9821Xp/C8W 背面

マザーボードはG8RNLで、音源チップCS4251-KQとWindows用のビデオチップS3 86C864-Pもこのボードに載っている。 CPUソケットはSocket6. PCIスロットのように見えるコネクタはL2キャッシュ PC-9821XS-B01 (G8RRF)用のもの。 内部の様子はPC-9801BS2とほぼ同じ。 ただし、この機種ではPCM音源がついているため、PC-9801BS2では基板上にブザーが実装され、音量はHELPキーを押しながら起動すると出てくるメニューで設定しているのと異なり、ケース固定のスピーカーになり、ボリューム調節つまみが前面に配置されている。
G8RNL Motherboard G8RRF/PC-9821XS-B01 L2 cache board

PC-9821Xn/U8W

90 MHzのPentiumを搭載した、1994-Jul-25発表のデスクトップパソコンで、定価は¥448,000 [121ware.com] [121ware.com]。 拡張スロットは3本で、各種固定金具やコネクタの位置・形状といった内部の構造はPC-9821Xpに似ていた。
NEC PC-9821Xn/U8W back of NEC PC-9821Xn/U8W

マザーボードはG8RNXで、CPUはIntel A80502-90 SX972 (Family 5 Model 2 Stepping 4)が載っていた。 セラミックの上に金色のヒートスプレッダ (素材はcopper-tungstenらしい [1])が載っているタイプのチップだった。 これは「第二世代」の初代Pentiumで、当時のIntelのデータシートを見ると、このプロセッサはPENTIUM® PROCESSOR at iCOMP® INDEX 735\90 MHzが正式名称らしいが、無駄に長くて、他のデータシートでもバックスラッシュがスラッシュになっていたり、単に動作周波数で呼んでいたりと表記揺れがある。 金色のヒートスプレッダが有るチップと無いチップの両方が作られていて、[1]にはヒートスプレッダ付きはフェーズアウトします、と書いてある。 この機械では、ヒートシンクがグリス等無くハンガーみたいなもので固定されているだけで冷却ファンは無く、ケースもかなり窒息度が高いので冷却が心配になる。 データシート的にはTypical 3.5 W, Maximum 9.0 Wの放熱とのことだ。
G8RNX: the motherboard of PC-9821Xn/C8W

このコンピュータにはSIMMソケットが3本あり、最大96 MBのメモリということになっている。 普通のPentiumマシンはSIMMを2本ずつ増設するが、この機種は一本単位で増設できる。 これは、この機種がキャッシュコントローラ82497を使っているためである。 82497は写真右側のセラミックのチップで、パッケージがCPU本体と同じくらいの大きさだ。 430LX/NXなどのPCIsetと呼ばれるチップセットではDRAMが64 ビットで固定なのに対し、82497は32, 64, 128ビットから選べる、柔軟な設計になっている [2][3]。 PC-9821Xnは多分32 ビットで使っていて、そのため1枚単位でSIMMが増設できるということなのだろう。 同時に、PCIバスはそもそも内部的にも存在しない。 なお、マザーボード写真でCPU左側の8つの小さめのチップが、キャッシュメモリのKU82492-60 (SX867)である。

  1. PENTIUM® PROCESSOR at iCOMP® INDEX 610\75 MHz, 735\90 MHz, 815\100 MHz, 1000\120 MHz, 1110\133 MHz in Pentium® and Pentium Pro Processors and Related Products. Intel Corporation. Order Number 241732-003. ISBN 1-55512-251-5. pp.2-91–2-155. 1996.
  2. 82497 cache controller and 82492 cache sram for use with the Pentium® processor (735\90, 815\100) in Pentium® and Pentium Pro Processors and Related Products. Intel Corporation. Order Number 241732-003. ISBN 1-55512-251-5. p.2-516. 1996.
  3. 82433LX/82433NX local bus accelerator (LBX) in Pentium® and Pentium Pro Processors and Related Products. Intel Corporation. Order Number 241732-003. ISBN 1-55512-251-5. pp.2-518–2-570. 1996.

PC-9821Nd

14-Jul-1994発表 [121ware.com]で、i486SX-33搭載。 ディスプレイはDSTNカラー液晶。 特にこれといって特徴のない98ノート。Windows 3.1導入済み。

PC-9821Nd2/5

23-Nov-1995発表 [121ware.com] で、486DX2(50MHz)搭載 [121ware.com]。 DSTNカラー液晶モデルだ。 まだ純正のダンボール箱に入っている。

PC-9821Lt/350A

3-Feb-1995発表のNECの軽量ノート [121ware.com]。 i486DX2 @50MHz搭載 [121ware.com]。 TFTカラー液晶搭載。 98NOTE LIGHTと書いてある。 FDDが外付けになっているのだが、そのFDDがないので、OSが導入できない。 キーボードのピッチが非常に小さくて、タイピングがキツそう。 ポインティング・デバイスはトラックボールで、右利き専用の配置になっている。 メモリはバッファローのENL-16Mが載っていて、この表示を信じるなら、メモリはPC-9801NL/A, PC_9821Lt,Ldで互換らしい。
NEC PC-9821Lt/350A lid closed back of PC-9821Lt Left Right

PC-9821La10/5 modelB

15-Mar-1996発表の軽量ノート [121ware.com]。 CPUはPentium 100MHzで、TFTカラー液晶を搭載 [121ware.com]。 蓋を閉じると98NOTE Aileと書いてある。 でも蓋を開けるとどこにもAileとは書いていなくて、今ひとつ弱気な命名なのかな、という感じがする。 ポインティングデバイスはトラックパッドになった。 この機種も外付けのフロッピーディスクドライブが必要で、現在持っていない。 Windows95が一応動作する状態だが、排気ファンから大きな音がするので、これも調整が必要そう。
NEC PC-9821La10/5 modelB lid closed I/O ports Air bent holes PCMCIA slots

PC-9821Np/540W

20-Jun-1994発表ノートパソコン [121ware.com]。 改訂前の価格は¥890,000で、CPUはDX4-75MHz、サウンドはPCM音源のみ [121ware.com]。 TFTカラー液晶搭載。 液晶部分が脱着可能、というのが珍しい。 外した液晶を裏返して接続でき、こうすると2-in-1のタブレットPCのようになる。 時代を先取りしすぎた感じがする。
NEC PC-9821Np/540W lid back LCD detached from the unit

LCDに3本隣接して、RGBにそれぞれ光る縦線が入るようになり、画面全体が白っぽくなってくるという怪現象が発生した。 TFT液晶モジュールをバラしたところにある基板の電解コンデンサが不良であった。 これを交換したところ、白っぽくなっていく現象は収まったものの、縦線は治らなかった。
LCD裏側の基板の写真

PC-9821Na12/S8P

10-Jun-1996発表で定価¥488,000のノートパソコンで、Lavieシリーズということになっている [121ware.com]。 CPUはPentium/120MHzで、FM音源つき [121ware.com]。 TFTカラー液晶搭載。 ハードディスクのマウンタは、コネクタ形状は従来機種と同じものの、マウンタが薄くなっており、使いまわしはできない。

バックライト破損、インバータ故障、ケース破損という状態の悪いマシンだったが、 前半2つの欠陥は修理済み

裏側の型番はPC-9821Na12/S8Pとなっており、PTOS用のキーボード(多分)がついている。 ただ、このPTOSキーボードの側面にはWindowsロゴも印刷されていたりして、どちらで使っても不便はない。
NEC PC-9821Na12/S8P lid PTOS keyboard back left right

PC-9821Nr13/D10 modelA

8-Nov-1996発表で、希望小売価格¥388,000のLavieシリーズのノートパソコン [121ware.com]。 CPUはPentium-133MHzで、サウンドはPCMのみ [121ware.com]。 DSTNカラー液晶搭載。 上位機種のNr15だけはFM音源が使えるらしい。

他の98ノートが薄い灰色なのに対し、これはかなり黒い。 Windows主眼の新しいモデルは黒いのかもしれない。 I/O端子も構成が変わっていて、画面出力はVGAと同じHD15端子になっているほか、拡張バス端子は廃止されている。
NEC PC-9821Nr13/D10 modelA lid back left right

PC-9821V13/M7D2

タワー型のマシン.P54C 133MHzが載っている。主記憶128 MB。 出荷は25-Jun-1996 [121ware.com]。 FreeBSD-8.0/pc98と、PC-FXGA用にMS-DOSを導入してある。 L2は256KB [121ware.com]
NEC PC-9821V13/M7D2 back of PC-9821V13/M7D2 with NEC PC-FXGA

2011-03-11の地震で1.5mの高さから床に激突したが,特にダメージがなく正常に動く. 頑丈さは素晴らしい.

PC-98シリーズとしては珍しい? 72-pin 5V Non-parity SIMMが使える。

PCIスロットが2つあって、今はIO-DATAのSC-UPCI (SCSI)と Intel EtherExpress PRO/100Bが刺さっている。EtherExpressは、起動時にHELPキーを押してると 出てくるメニューでMACアドレスが閲覧できる。Ra40()と同じドライバを使うことでDOSからも使え、大変便利。
構成情報

PC-9821V13/S7RD

デスクトップ型のP54C-133MHzの機械で、なんとL2キャッシュがない [121ware.com]。 発表は05-Feb-1996 [121ware.com]。 マザーボードはG8VERで、430FXチップセット。 168-pinのDIMMスロットのようなものがあるが、これがオプションのL2キャッシュモジュール用のスロットと考えられる。 何でL2が無くて良いと思ったんだ~~~ 32M SIMM×4で128MBのメモリを刺している(チップセットで対応する最大容量)。 PCIにAlliedのLA100-PCI-Tをのせている。

フロッピードライブの周囲を被うプラスチック部品がない。
PC-9821V13/S7RD G8VER board PC-9821V13/S7RD PC-9821V13/S7RD back

PC-9821Xv13/W16

Jul-1996発表、Pentium 133MHz, L2標準256KBのパソコン [121ware.com]。 なぜか電源が抜かれて捨てられていたが、この機種はATX電源らしい、ということで同じく捨てられていたATX電源を接続したところ、問題なく動いた。 一般に、最近のボードは12VからDC-DCコンバータを使うものが多く、新しめのATX電源は5Vの出力が弱いものが多い。 5Vの出力が十分確保できるか確認してから接続するのがお勧め。

Matrox Millennium (ラベルはMGA-MIL/2/NEC2)が標準でPCIスロットに刺さっている。 このMillenniumはチップがIS-STORM R2のタイプだった。

L2 Cache RAM Errorというのが赤字で表示されていたが、キャッシュモジュールを抜き差ししたところ正常に起動するようになった。 マザーボードはG8WTH, ノースブリッジはIntel FW82439HX (SU102)だ。 なお、マザーボード裏とケースの間にゴム足が存在し、経年劣化によりゴム足が溶けて悲惨なことになっていた。
PC-9821Xv13/W16 back G8WTH

PC-9821Xc13/S5A2

USBがついたPC-98. Pentium 133MHz搭載。 発表日は10-Feb-1997 [121ware.com]。 ノースブリッジは82437VXで、SDRAMが使える [121ware.com]。 ビデオはCL-GD5446-HC-A。 電源はATXのように見える、スイッチOFFでもマザーボードに電力を供給するタイプのもの。 拾ったときにCDドライブにOS以外のリカバリCDが入っていた。

CバスライザーカードG8YRJは、一番上のスロットにしか右上のスイッチがついていないことに気づいた。
NEC PC-9821Xc13/S5A2 PC-9821Xc13/S5A2 G8XZR PCB PC-9821Xc13/S5A2 C-Bus cage G8YRJ 起動音

キーボードはWindowsキーがあり、ケーブルはカールコードではない真っ直ぐなケーブルである。 Enter, Altなどの刻印もある。 キーボード接続口が本体裏側に戻った影響で、コネクタもL字型ではなく真っ直ぐなものになっている。
NEC PC-9821 keyboard with Windows key

PC-9821Xa16/W16

外見がPC-9821Ra40とそっくり。 マザーボードの品番はG8YEW。 P54C 166MHz搭載で [121ware.com]、発表は10-Jul-1996 [121ware.com]

前面の機種名のプレート周囲とFDD増設用の穴を覆うプラスチックのパーツがなくなっていて貧乏くさいので、 試しに、なぜか持っている増設用FDD PC-9821RA-FD1(専用分岐ケーブルつき)を設置した。 ネジ穴の位置が合わないので、適当なナットとワッシャーで固定した。却って貧乏くさくなったような...

半壊状態で捨てられていたXa200からフロントパネルを奪ってきたので、フロッピードライブを外す予定。
NEC PC-9821Xa13/W16 NEC PC-9821RA-FD01 in PC-9821Xa13/W16 NEC PC-9821Xa13/W16 backpanel 起動音
FDD増設用の専用分岐ケーブルは、ぱっと見た感じ2台目側の3ピンが抜けている以外は工夫はなさそう。 オス側の1番ピンのサインが逆なのでちょっと怖いが、ちゃんと動いた。

SCSIカードはPCI接続のBuffalo IFC-USPを刺した。

PC-9821Ra40/W60D5

立て看板のマネジメントをやっていた頃、立て看板の重りとして使われているのを救出した。 もちろんその場所にはポリタンクに水を入れた相当品を設置した(運動会系だった気がする)。 CPUはMendocino Celeron 400 MHzで [121ware.com]、出荷開始は19-Jan-2000 [121ware.com]。 CPUはSocket370→Slot1のゲタが使われており、このゲタはMSI MS6905だった。 マザーボードはG8YKK W A2と書いてある。 98MATE Rシリーズに属していて、このシリーズはハイエンド機ということになっているのだが [1]、Mendocinoに440FXでEDO、という構成からはハイエンド感をまったく感じない。

オンボードのIntelのFast Ethernetは、いずれもGPLまたは配布自由な ドライバパッチ (配布元) をあてれば(パッチあてるのにはLDFを使う) MS-DOS 6.2とTEENで使える。

MS-DOSのプログラムとの互換性は試した範囲ではイマイチな感じで、 例えばTurbo Pascalのエディタが動かなかったような気がする(気がするだけかもしれません…)。 とはいえ、PC-98シリーズ最強に近い構成ということで、折角なのでメルコとSRN-Fという86音源互換品(ADPCMは無し)を刺し、Adaptec AHA-2940UW (PC-98対応ROM版)を刺し、起動ディスクをUltra Wide SCSI 18GBにした。 投棄されていたRAID箱から抜き取った64MB SIMMを4枚刺し、メモリは256MBになっている。 現在MS-DOS, Windows 98SE, FreeBSD 8.3が併せて導入されている。

CPU-ZがPC-98のWindows 98でも動いた: CPU Cache Motherboard Memory
NEC PC-9821Ra40 front NEC PC-9821Ra40 back 起動音

内蔵のTGUI9682だと余りにも心許なく、もう少し快適に使いたくなり、ビデオカードを増設した。 3Dlabs Permedia2のカードがNEC純正(メルコOEM)のPK-UG-X003として使えることが判明した。 このドライバはNECのサポートサイトから入手可能だ。 Permedia2搭載カードは偶然持っていたELSA GLoria Synergy-8を利用した。 このカードはBIOS無効化スイッチがついていて、スイッチをずらすだけでPK-UG-X003のドライバINFに改変を加えることもなく動作した。 OpenGL/DirectXも使えるようになったので大変満足。
ELSA GLoria Synergy-8 (3Dlabs Permedia2)

電源ファンも交換したが、この電源はファンの回転数を負荷か温度で調節しているため、ものによっては低負荷時に回らなかったりする。 この機械のファンはCPUファンを除くとこの一ヶ所のみなので、ちゃんと回るものを選びたい。

勝手に電源が入ったり切れたりするようになってしまった (14-May-2014)。 現在調整中。

参考文献

  1. 植之原道行, コンピュータ技術、サーバ/ワークステーション技術、周辺機器技術、ソフトウェア技術、パーソナルコンピュータ技術、プリンタ技術. NEC技報. Vol.55 No.6. 2002年6月. pp.40–63. 日本電気株式会社,新日本電気株式会社. 日電図書.