IBM

High-Performance 3D Color Graphics Processor (SGI)

RS/6000 Type 7013で使えるMCAバス用のグラフィックカード。 識別はブラケット部分の1-3というステッカーで行えばよろしいとのこと [1]
bracket of IBM High-Performance 3D Color Graphics Processor

ラスタライザのボードセット(71F1112)は3枚組で、71F1114, 42F6889(81F7923), 71F1149で構成されていた。 71F1114はMEV2 ASSY # 030-8027-002 REV AというSGIっぽいP/Nがシルクされていて、SGI XMAP2と書いたチップが5つとRAMDAC, 多数のメモリが載ったボード。

42F6889は[1]で触れられているZバッファボードか24-bitアップグレードボードのいずれかで、ボードの品番が42F6889でオプションとしての品番が81F7923であるように感じる(根拠なし)。 MZB1 ASSY #030-8028-003 REV AとのことなのでZバッファである可能性が高い。

71F1149は上記二枚のボードがネジ止めされている真ん中のボードだ。 基板には思いっきりSilicon Graphics Incと書いてある。

ジオメトリは別のMCAボード71F1111に載っている。 オプション番号は81F9188。 このボードはSGI的にはMGE2 ASSY# 030-8024-003 REV Aらしい。 Weitek XL-3132がFPUだ。
IBM 81F9188/71F1111 SGI 030-8024-003 REV A Geometry Accelerator IBM 81F9188/71F1111 SGI 030-8024-003 REV A Geometry Accelerator

RS/6000用のこの設計はPS/2用にも移植され、IrisVisionとして発売されていたらしく、そちらの解説 [4crawler.com]も参考になる。

System 36/38 workstation emulation Adapter/A

MCAバス接続の、System 36/38 の端末 (workstation) エミュレーションボード。 このカードをPS/2 やPS/55 に接続することで、5250 端末として使えるようになる [ibm.com]。 Option part number は69X6279 で、Replacement part number (FRU) は 69X6294 [ibm.com]。 基板のID は93X2695A、アートワークは93X2694。
System 36/38 workstation emulation Adapter/A back of System 36/38 workstation emulation Adapter/A backplate on the System 36/38 workstation emulation Adapter/A

System/36やSystem/38 はSystem/3 の系統の小型のコンピュータだ。 後継はSystem/40 ではなくてAS/400という名前になった。 その後eServer iSeries を経て、ハードウェアとしてはUNIXサーバと統合されてPower Systems になった。

このカードでまず目につくのは大きなPGA のチップで、93X2670ESD IBM 9314PQ 19321000CTと書かれている。 その隣にも似たパッケージの7378945ESD IBM 9352 19332000SLが実装されている。 このパッケージはIBM が例えば5110で使っているのと同様で、汎用機寄りの設計のチップではしばしば使われているものだ。

カードには自前のCPU が載っていて、ジーメンスのSAB 8088-2-P が実装されている。 Intel N8259A-2もその隣にあり、メモリは3×SEC KM44256CJ-7 で合計384 KBytes ということになりそう。

XGA-2 Adapter/A

XGA の表示ができるMCA 用のビデオアダプタ [2]。 ノンインターレースだと75 Hzで1024×768, インターレースなら48.8 Hzで1280×1024 までいける。 VRAM は8×TC524256BZ-10 なので、合計1 MBytes。
XGA-2 Adapter/A XGA-2 Adapter/A

カードは32-bitのMCAで、バックプレートとMCAのカードエッジの間に、Base Video Extension (BVE)コネクタというのがついている。 BVE がついていない拡張スロットではこのピンは浮いていても大丈夫とのこと。 また、16-bit MCAのスロットでも使えるとのことなので、例えばPS/2 Model 55 SXでも8514/A用のAVEがついているスロットを避ければ使えそう。

参考文献

  1. Laurent Vanel, Mike Carline and Shigeo Murohashi: RS/6000 Graphics Handbook. International Technical Support Organization. March 1999. SG24-5130-00 [redbooks.ibm.com].
  2. Boca Raton: IBM PS/2 and PS/ValuePoint Subsystems. International Technical Support Center. IBM. December 1992. GG24-4002-00 [ps-2.kev009.com].