68K Macintoshの修理

回収してきたMacintosh LC IIが起動しない。 Google先生と相談していると68k Mac Liberation ArmyにCapacitor Replacementというページを発見した。 一方で、そのページはアルミ電解コンデンサをタンタルコンデンサで置き換えろ、絶対リークしない(キリッ みたいなことを言っていて、タンタルコンデンサの故障モードがクローズで──といった議論がない。 胡散臭い。

タンタルコンデンサで置き換えるのは怖い。 故障した時にショートして他の部品を巻き込む可能性が高い。

そんなわけでMacintosh LC IIのロジックボードの電解コンデンサを「正しく」交換した。 (2010/08/08)

Macintosh LC II

ロジックボードコンデンサ

識別字句容量[μF]耐圧[V]
C24716
C34716
C44716
C101006
C111016
C121016
C134716
C141016
C151016
C161016
C171016
C181016
C194716
C211016
C22150
C971016
C1391016

張替え後

電源は電源で壊れているようで、電源から「カチッカチッ」という音がして起動しない。 ということで適当なAT電源を使って動作確認した。 ピンアウトはこちら
Mac LCII revive
ほとんどを日ケミの電解コンデンサにした。これであと20年は動く!! コンデンサの背が高くなったので、LC PDSのボードを刺すと干渉するようになってしまったかもしれない。
Mac LCII with capacitors replaced
ベンチマークをとって安定性を確認。030は結構熱い。
Mac LCII benchmark

電源コンデンサ張替え

TDK 699-0153という型番の電源が載っていた。電源を開けると、一見問題がなく見えるが...
Macintosh LC II PSU
ELNAの電解コンデンサが全滅だった(薄茶色のもの)。下から吹いている。
Macintosh LC II PSU Capacitors

識別字句容量[μF]耐圧[V]
C5427025
C5327025
C565625
C6427010

壊れたOlivettiの電源から良さそうな電解コンデンサを移植した。 結果、LC IIは完全に動くようになった。

追加予定